「野郎どものはダイニングだ！あ、ゾロ、おまえのはこれな。甘さ控えめだ」
「おう。そうだ、これおまえにやるよ」
そう言ってゾロが腹巻から取り出したのは、十一本の勿忘草。
「ナミから聞いた、今日は惚れてる相手に物を贈る日でもあるんだろ？」
「…は、え？……ハアッ⁉︎」
「ま、そういうこった」
それだけ言うと、背を向け歩いて行く。
「クソッ……反則だ」
目には目を、だ。
反撃すべく、遠ざかる背中を追いかけた。
ちなみに、
勿忘草の花言葉：真実の愛
11本：最愛
誰かの入れ知恵なのか、たまたま知ってたのか、知らずに偶然か…どれでも美味しい(^q^)