バスケットボール

【バスケットボール(basketball)】
5人ずつ2チームに分かれてする球技で、決まった時間のうちにボールを相手の陣地の網の中に多く入れた方が勝ちになる。
籠球。篮球。

 

バスケットボールという競技に魅了され、熱中し追いかけて駆け抜けたBリーグ2023-2024シーズンが先日行われたCS(チャンピオンシップ)ファイナルをもって終わりを迎えました。

熱狂の余韻が醒めやらぬうちに、バスケと私の歴史(というほど大したものではないけれど)についてつらつらと書いてみようと思います。

そもそも、なぜこれほどまでに私はバスケにハマったのか。
その原点は、はるか昔、小学生時代にまで遡ります。

私が小学生だった当時、「スラムダンク」という有名なバスケ漫画が人気を博していました。
アニメ化もされており、たしか夕食の時間帯に放映されていたそれを家族で見ていたのを覚えています。
言わずもがなですがとても面白い作品なので、私はすぐに「スラムダンク」という作品が好きになり、私の中にバスケットボールというスポーツへの興味が芽生えました。

時は流れ、中学生に。
女子バスケ部に入ろうとワクワクしながら入学したそこには、まさかの女子バスケ部がないという悲劇。
高校にも女子バスケ部がなく、残念ながらバスケ部に入ることは叶いませんでしたが、体育の授業でバスケをする機会はあったし、スラダンの漫画を読んだり、ときどき体育館で隣になる男子バスケ部の練習を横目でこっそり見たりとバスケに触れる機会は折に触れてあったような気がします。

大学以降はバスケに触れる機会はほとんどなかったけれど、何度かスラダンの漫画は読み返したかな。
私のBL・二次創作の世界への入り口はスラダンなんですが、大学生の時にスラダン読み返したのきっかけにスラダン二次創作沼に再びドボンして、ネットで個人サイト様を巡っては作品読みまくってた思い出。
(ちなみにスラダンにおける推しはミッチー、ミッチー右であれば攻めは誰でもOK)

そこからさらに時は流れ、2022年12月。
原作終了から長い時を経て映画化された「THE FIRST SLAM DUNK」を観に行きました。
山王戦を原作とはまた違った切り口から描いたこの映画、スラダン好きとして大満足&最高の作品なんですけど、これをきっかけにスラダン熱が再燃したのはもちろん(ミッチー熱も再燃して支部漁りまくった)、バスケってやっぱり面白いな、高校バスケいいな、と思ってYoutubeでウィンターカップなどの高校バスケの動画を見るようになりました。
このときに見た動画の中で目をひく選手が2人いたのですが、彼等は今B-LEAGUEのプロバスケ選手として活躍中。

一人は、後述する2023年のバスケW杯でも大活躍だった横浜ビーコルセアーズ所属の河村勇輝くん。
高校バスケでは強豪校の福岡第一出身。
ポジションはPG(ポイントガード)。
いや~、高校の時から群を抜いて上手かった。思わず唸るようなプレーがたくさんあった。
背は低いんだけど、とにかく技術があるしすばしっこい。スラダンのリョーちんみたいな感じ。
当時は坊主だったけど、プロになって髪を伸ばした姿をみたらめちゃイケメンでびっくりしました。
爽やか系イケメン。ワンコ系でもあると思う。カッコ可愛い。

もう一人は、今季B2チャンピオンである滋賀レイクス所属の湧川颯斗くん。
彼もまたイケメンかつ、190オーバーの大型PGです。大きいけどよく動く。
これまた福岡第一と並ぶ強豪校の大濠高校出身。
滋賀レイクスを退団して移籍することが決まっているけど、たぶん移籍先はB1チームのどこかだと思うので来季は試合で見る機会も増えそうなので楽しみです。

話が少し逸れました。
徐々にバスケ熱が高まる中迎えた2023年8-9月。
沖縄で開催されていたこともあってか地上波で放送されていたFIBAバスケットボールW杯2023で男子日本団表「AKATUKI JAPAN」の活躍を目にして、私の中のバスケ熱がさらに高まりました。
いや~、すごいよ日本代表のメンバー。
NBAで活躍してた渡邊雄太選手を筆頭にスター級の選手ばかりで、日本の男子バスケってこんなに強くなってたんだなと驚きました。
そして、W杯終了から1ヶ月。
10月から始まったB-LEAGUE 2023-2024シーズンの試合をせっかくだし見に行ってみようと軽い気持ちで見に行ったが最後、気づけば何度もホームゲームの応援に足を運び、すっかりバスケットボールという競技の虜になっていました。

ちなみに、私の推しチームはB1の広島ドラゴンフライズ(通称ドラフラ)。
チームが発足して今年で10年目という比較的若いチームです。
しかし、初めて試合観戦に行った時はそんなチームの背景も、所属選手すらほぼ知らないという体たらく。
私にあったのは、対戦相手に日本代表の比江島選手がいるので一目見てみたいというかなり不純かつミーハーな動機と、バスケの試合を生で見たいという欲望だけでした。
そんな初めての試合観戦は、週末の試合だったけれど座席にはポツポツ空席があって、応援の声も小さめで、なんだかちょっと寂しいなと思ったような記憶があります。
ただ、試合自体は強豪である宇都宮ブレックスに勝利し、隣に座っていた方から「勝ちましたね!」と話しかけてもらって一緒に盛り上がるという楽しい体験もありました。

生で見るバスケの試合はやっぱり迫力があって面白く、見ず知らずの人と一緒に勝利を喜んだという楽しい体験もあり、また試合を見に行きたいという気持ちからそれからもチケットを買ってはアリーナに足を運びました。
そうするうちに選手の名前を覚え、ファンクラブに入会し、送られてきたイヤーブックでチームの紆余曲折の歴史を知り、だんだんと深まるチームへの愛。
ちょうどこのシーズンは数年先のB-PREMIER参入に向けてチームとして入場者数を増やす取り組みをしていたこともあり(参入の条件に平均入場者数4000人を超える、というのがあります)、観戦を重ねるうちに入場者も増え、少しずつ応援の声も大きくなっていって試合を楽しみやすい環境になっていったこともチームへの愛を深める後押しになったように思います。

肝心のチーム成績に関しては、2023-2024シーズンの前半はわりとひどい試合内容で負けることも多々。
前半20点以上リードしていたのに後半で逆転されて負けるなんてこともよくあってフラストレーションはたまりがちだったんですが、不思議と「つまらないからもう行かない」とは思うことはなく、月に2-3回ペースくらいで観戦を重ねました。

年が明けて、少しずつ勝つことも増えてきた3月。
チームのエースPGである寺嶋選手が試合で大怪我を負い、長期間チームを離脱することになりました。
たぶん多くの人が「今シーズンはもう終わった」と思ったことでしょう。
私自身、そう思いました。
でも違いました。
怪我を負ったエースのため、そして、今シーズン限りで引退を表明していた朝山選手(チーム創設間もない時期から加入し、様々な困難がありながらもチームに尽くし続けてくれたレジェンド。私見ですが、スラダンのミッチーがリアルにいて年取ったらこんな感じかなというビジュアル。イケオジ)に最高の景色を見せるため、選手もスタッフもみんな誰一人として諦めていなかったのです。

逆境を力に変えて選手達は目覚ましい成長を遂げ、チームは勝率を上げていきました。
いつの間にか、後半に弱いチームはもうどこにもいなくなってた。
むしろ後半に強くて、前半負けてても後半で巻き返せるはずと思える頼もしさ。
ワイルドカード争いから外れていたはずが、いつの間にやらワイルドカード上位でCS出場権を獲得し、QFで中地区一位の三遠ネオフェニックスを、SFで同じ西地区一位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを下して見事ファイナルへと駒を進めたのです。

ファイナルの決戦の地は神奈川県、横浜アリーナ。
遠いです。行くのに時間もお金もかかる。
でも、CS常連チームではないドラフラがCSファイナルに出られるなんてこの先もう一生ないかもしれないということで、CSファイナル出場が決まった瞬間に新幹線とホテルをおさえ、チケットもおさえて行ってきました横浜。家族みんなで。
少し話が逸れるけれど、ドラフラの試合観戦に行き始めて何が良かったかって家族、特に旦那さんとの共通の趣味ができたことです。
最初はみんな私に連れられてしゃーなし付き合ってくれる感じだったけど、今はそれぞれの熱量で試合観戦を楽しんでくれるようになっていて嬉しい。
横浜行きも、むしろ私は少し悩んでたのをみんなが行こうよって背中押してくれたくらいです。

実際やっぱり横浜は遠かったけど、昨年のCS王者の琉球ゴールデンキングスとの最高の試合を生で見るというまたとない経験ができたので本当に行って良かった。
しかも宿泊したホテルにドラフラの選手だけじゃなくて野球選手も泊まってたみたいで、ホテルのロビーで楽天ゴールデンイーグルスの選手とすれ違い、エレベーターでカープの選手と乗り合わせ、試合会場に向かうドラフラ選手を間近でお見送りできるという最高の経験までできたのでもうホントに言うことなし。
ドラフラの選手。間近で見るとめちゃ大きくてすっごくカッコ良かった……。
たぶん私目がハートになってた。

さてファイナル、1勝1敗で決着がつかず迎えたGAME3。
平日だったしさすがに現地に行くことができなかったのが残念すぎたけれど、テレビ越しに優勝の瞬間に立ち会うことができました!
最高の景色だった。
漫画よりも漫画で、ドラマよりもドラマなストーリーだった。
だって、どうせ負けるなんていう下馬評を覆し続け、朝山さんの引退をどんどん延ばし、CS初戦から日本代表の試合に出るため離脱していた三谷選手がファイナルの舞台から合流し、GAME3には術後で入院中の寺嶋選手も広島から駆けつけてくれて、チームの誰一人欠けることなく初優勝の瞬間を迎えたんだよ?
もう最高すぎる。泣きました。

チームには初優勝(ちなみにB2から昇格したチームの優勝は初)という快挙と栄冠を。
朝山さんには最高の引退のプレゼントを。
そして私たちブースターに感動と、興奮と、夢と、希望を。
ありがとう。本当にありがとう。

シーズンが終わってしまって胸にぽっかりと穴があいてしまったような気持がして寂しさもあるけれど、今週末はファン感だし、来週は優勝したことでドバイである国際試合に参加するみたいだし、何より恐怖の移籍情報開示がやってくるし、パリ五輪はあるしであまり寂しがっている暇はなさそうです。
そうこうしてたら今度は2024-2025シーズンが始まるだろうし。
来季はホーム戦はもっと応援に行きたいし、アウェー戦もいくつか行ってみたい!
この年になってまた新たな趣味が増えて、これまでにない経験もたくさんできて、今すごく楽しいです。
バスケにハマってよかった!!

最後に、すっかりバスケ沼にハマった身として、私なりに考えたバスケットの魅力について述べて終わろうと思います。

1.演出がカッコイイ
選手入場のセレモニーやチアのパフォーマンスなど、まるでライブのようなエンターテインメント性にあふれていて楽しいです。ハーフタイムショーも面白い。

2.チアが可愛い・カッコイイ
皆さん笑顔がめちゃくちゃ素敵!
推しを作るのもまた良し。
チームごとにチアの衣装やパフォーマンスの違いがあるので、アウェーで敵チームのチアを見るのも楽しみの一つ。

3.展開が早い
めまぐるしく攻守が交代し、点数もバンバン入ります。
さらには最後の一秒まで勝敗がわからないドキドキ感もあり、私のような飽きっぽい人間でも最後まで楽しめる。

4.激しさ
2メートル近い大男達が体を張ってボールを奪い合うのは迫力満点!!
流血したり、ユニが破けたり、試合後にすごいひっかき傷ができてたりと本当に激しいです。
怪我しないかいつも心配。

5.スーパープレイ
漫画の中だけだと思っていたスーパープレイがリアルで見れます!!
パス、ドリブル、シュート、ダンク、ディフェンスなどなど……。
NBAには負けるかもしれないけど、B-LEAGUEでも素晴らしいプレイをたくさん見ることができます。
いやもうね、本当にすごいので是非見て欲しい。

6.ブースターの応援
どこのチームの応援もそれぞれに個性があって好きだけど、やっぱり一番圧倒される応援は琉球ブースターの方々の応援かな。声量も一体感も素晴らしい。
自分も声出して応援するとより楽しい。

7.距離が近い
大きなアリーナだと席によっては遠くなってしまうけど、選手との物理的距離がわりと近いのは魅力の一つだと思います。

8.天候関係なし
室内競技なので、日差しも暑さも寒さも関係ないので快適。

他にもありそうだけど、とりあえずこんなところでしょうか。
長々と駄文を書いてしまいましたが、少しでもバスケの魅力が伝われば幸いです。

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