新たな沼

こんばんは。

 

先日、『そのうち沼の底にはまり込んだら笑ってください』と言った舌の根も乾かぬうちにしっかりどっぷりハマっております、鉄オル沼。
アニメを全部見終わった後からじわじわと好きだなーって気持ちが増していって、気が付いた時にはもうすっかり、息ができないほどに深く沼の底に沈んでおりました。
「沼を覗くとき、沼もまたこちらを引きずり込もうとしているのだ」と過去に誰かが言ったとか言わないとか。
沼に沈んだことに後悔はしていません。

 

鉄華団の子どもたちはみんな、心の底からどうか幸せであってほしいと願ってやまないのだけれど、その中でも特に、シノとヤマギの二人には幸せであってほしい。
シノとヤマギ……そう、あの公式CP(でいいんだよね?)の二人です。
アニメ45話と46話の二人がもうめちゃくちゃに切なくて悲しくて完全にトチ狂ってしまい、ここのところずっと情緒コントロール不可能です。

 

アニメを見返しては泣き、
支部で小説を読んでは泣き、
話を書きながら泣き。

 

もうずーっと泣いてる。
涙で海ができてしまいそう。

 

というかですね、今サラリと書きましたけれど、どうしても二人に幸せになってほしいという強い願いを形にするためにシノヤマ小説を書き始めてしまいました。
思わず自分で書いてしまうほどにハマる、というのはゾサ以来かつ人生で二度目で、自分でもかなり驚いています。
ハマりたての頃の、魂が根底から揺さぶられるままに寸暇を惜しんで書くこの感じ、なんだかとても懐かしいな。
最近の私はそれを失いつつあったから。

 

なんでこんなにシノヤマに惹かれるんだろうとぼんやり考えてたんですが。
ヤマギがシノを思う気持ちがあまりにいじらしくて、というのもあるけれど、たぶん、片方が死んでしまうから、というのが一番大きい気がする。
死んでしまうってとてもずるいというか、もう絶対に太刀打ちできないとんでもないジョーカーなんですよね。
完全だろうが不完全だろうが、片方が死んでしまうことで二人の関係性はそこで閉じてしまう。
進むことも戻ることもできなくて、残された方は相手の死にもがいて苦しんで、それでも愛する人が望んだならどんなに辛くても前を向いて生きていくしかない。
そのもがく様がひどく人間らしくて、どうしようもなく心を動かされる。
そして、その苦しみも何もかも全ては二人だけのもので、でも片方は死んでるからそれは残された人の中にしかなくて、誰にも干渉することはできない。
そんな歪な完全さにしか持ち得ない美しさが尊いです。
尊い、という言葉にしてしまうとなんだかひどく陳腐になってしまう気もするけど、でも今の私は「尊い」以外にこの美しさを表す言葉を持たない……語彙力のなさが悔しい。

 

あとこれは偶然だけど、ヤマギが金髪碧眼片目隠しというサンジ君かな?っていう身体的特徴を持っているのも、私がこの二人に強く惹かれることに全くの無関係ではないんだろうなぁ。

 

結局二人は最後まで気持ちを伝え合うことはなかったけど、二人の最後のあのやりとりを見てると思うんです。
ヤマギの気持ちはちゃんとシノの心に届いていたし、シノのヤマギへの言葉には、その眼差しや行動には、たしかに愛があった。それがどんな種類の愛かはわかならいけれど。
そんな不完全なままの二人の関係があまりに尊くて、心を奪われずにはいられないのです。
でも、それはそれとして、幸せになった二人も見たい!幸せになって欲しい!!という気持ちもあり。
これこそが二次創作の原動力ですね。

 

そんなお話のさわりの部分(といいつつここも絶対書きたかった大切なシーン)を書き終えたので、サイトに載せることにしました。
続きも書いて載せていく予定です。
ワンピじゃない作品のページを作ろうかとも思ったんだけど、多分ゾサ以外はほとんど書くことはないだろうってことで結局novelページの片隅にひっそりと載せました。
いろんな作品が雑多に並ぶことになりますが、ここは私のサイトだし好きなものを好きなように並べていくことにします。

 

天国だろうと~の続きも書くつもりではあるけど、今は完全にシノヤマに心を持っていかれてるのでしばらくはこっちを優先して書き進める予定。
ゾサはもちろんだけど、このサイトを見て鉄オルを好きになってくれる人が増えたら嬉しいな。